●日 時:平成25年9月10日(火)14時~16時30分
●場 所:京都府立大学 本館・合同講義室棟3階 第4講義室
●演 題:「学生調査の理論と調査票の設計」
●講 師:芝浦工業大学 工学部 共通学群 准教授
谷田川 ルミ(やたがわ るみ)先生
●講師略歴:
上智大学大学院総合人間科学研究科教育学専攻満期退学。博士(教育学)
立教大学 大学教育開発・支援センター学術調査員を経て現職
【専攻】
教育社会学。高等教育。ジェンダー論。大学生調査の分析を中心に、現代の大学におけるキャリア支援、学生支援について研究している。
【業績】
・「現代大学生の人間関係-「先生」「友だち」の存在が大学への着地を促す」『第2回大学生の学習・生活実態調査』Benesse教育研究開発センター、2013年
・「大学生活の充実度の分析」『バブル崩壊後の学生の変容と現代学生像』全国大学生活協同組合連合会、2012年
・「戦後日本の大学におけるキャリア支援の歴史的展開」『名古屋高等教育研究』名古屋高等教育研究センター、2012年
・「子ども時代の経験が後年に及ぼす影響-大学生から見る勉学文化の連続性に注目して-」『子ども社会研究』日本子ども社会学会、2010年
●講演要旨:
近年、学生の多様化が進む中で大学教育の質保証が問われています。各大学においては質保証を進めるためにシラバスの充実やカリキュラムの構造化、成績評価の厳正化など、様々な方策を取り入れています。しかし、こうした方策を十分に機能させ、有効な大学教育の質保証を行うためには、各大学の教育の現状や学生の実態を客観的なデータとして把握することが必要となってきます。 今回はこうした現状を踏まえたうえで、有効な質保証、学生支援に向けての重要な基礎資料となる大学生調査について注目したいと思います。大学生調査を真に機能させるためには、各大学における教育方針・目標を念頭に置いたうえで、調査を通じて「何を把握したいのか」、「何を明らかにしたいのか」をあらかじめ明確にした調査票の設計が望まれます。そこで本報告では、大学生調査における調査票の設計において必要な事項や気を付けるべき点について、講師がこれまでかかわってきた大学生調査を事例として紹介いたします。そして、実際のデータの分析の例を取り上げながら、大学生調査データをどのように教学の質保証に生かせるのかについて、参加者の皆様と議論していきたいと思います。
●後 援:公益財団法人 大学コンソーシアム京都
●参加申込方法:
下記の京都三大学教養教育研究・推進機構のメールアドレスに、お名前、ご所属、連絡先(メールアドレス、電話番号)をご記入の上お送りください。
●講演チラシ
http://kyoto3univ.jp/wp-content/uploads/2013/08/o_chirashi.pdf
http://kyoto3univ.jp/wp-content/uploads/2013/08/uchirashi.pdf
発行元:京都三大学教養教育研究・推進機構
TEL:075-706-5136
FAX:075-701-8820
メール:kyouyou@kpu.ac.jp
URL:http://kyoto3univ.jp/
京都三大学教養教育研究・推進機構(教育IRセンター)主催 平成25年度 第3回 公開研究会(9月10日開催)
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