学会事務センターの件について

学会事務センターの件について 会長 有本 章

2004年8月26日

  (財)日本学会事務センター(以下、「事務センター」)の問題への学会の対応に関しましては、すでに7月14日付けの会長名文書をBulletin No. 134(8月19日発行)において掲載いたしました。しかしながら、新聞報道等でご承知の通り、Bulletin印刷中の8月9日に事務センターが破綻し ましたために、学会として新たな対応を余儀なくされることになりました。会員各位にご心配をかけていると存じますので、状況について取り急ぎご報告いたし ます。
 7月11日の大阪での説明会席上において、8月中旬までに新たな再建計画が策定提案される運びになりましたことに伴い、他の学会等とも連絡をとって、当 学会としてはとりあえず事態の推移を注意深く見守ることにしました。ところが、事務センターから文書「学会預かり金が送金できないことのお詫び」(8月2 日付け)が送付されて来ましたので、翌3日、定期預金3本等の引き上げを断行して事務局長が保管するとともに、学会事務局からの要望を事務センターに伝え ました。
 8月10日に朝日・読売新聞朝刊に事務センター破綻の報道が出ました。事務センターより「ご連絡」(8月9日付け)、「民事再生申立・保全管理命令のお 知らせとお詫び」(8月10日付け)の2文書が学会宛に届き、正式に破綻と同時に8月17日東京で説明会が開催される旨の通知がありました。これに伴い急 遽、会費納入の一時延期のHP登載、会費納入の窓口変更のお知らせ、ブリテン・大会プログラム等の発送作業の変更、口座開設、事務局(連絡先)の移転な ど、必要な業務見直しの措置を始めました。
 8月17日の説明会には本学会から事務局長が出席し、負債総額30億円、管財人によって保全されたセンター預金は1.5億円などの事実が判明しました。 8月22日に事務局会議、理事会(在京)を開催して、これまで事務センターに委託してきた業務を学会事務局で直接行うために不可欠な事務局での役割分担 や、事務センターに代わる受け皿を探すことを検討するWGの設置など、具体的な今後の方向について協議しました。
 未回収の預け金の処理に関しましては、現段階では破産管財人によって保全されている債権に含まれております関係上、まだどうなるかは未確定ですが、当学 会関係の預け金の一部が今後損金となる可能性が生じております。しかしながら、それを除くと、預け金のうち、かなりの部分はあらかじめ定期預金に切り替え ておいたため、幸いなことに大半の額が無事保全されております。財政的には当面の学会運営には差し支えない状態なので、どうかご安心下さい。
 以上、Bulletin No.134での報告以後の事態の推移と学会としての対応について報告いたします。今後とも事態の推移を注意深く見守りつつ、最善を尽くしたいと存じますので、引き続き会員各員のご理解とご支援をお願い申し上げます。

以上


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