日本教育社会学会若手研究セミナーが初めて開催されました

 2013年3月10、11日の2日間にわたって、立教大学を会場として、初めての日本教育社会学会「若手研究セミナー」が開催されました。20代から50代までの幅広い年齢層、また広島から筑波に至る広い範囲から、大学院生や非常勤講師の方など30名余のご参加をいただきました。講師の先生方のご尽力や事務局の頑張りもあり、参加者からも大変好評でした。お礼申し上げます。
 次年度以降も開催について今後検討したいと思っておりますので、今回参加できなかった方はぜひHPやブリテンのチェックをお忘れなくお願いいたします。

事務局長  古賀正義


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【会長からのご挨拶】

 

日本教育社会学会若手研究セミナーの開催にあたって

 

 3月10日、11日の2日間、立教大学を会場として日本教育社会学会若手研究セミナーを開催しました。その趣旨は、さまざまな大学・大学院において教育社会学研究の研鑽を積んでいる若手研究者を対象に、日本教育社会学会としてセミナーを開催し、教育社会学の最新の知識の習得を目指すとともに交流を深め、参加者相互の新たなネットワークの構築を図るというものです。
 セミナー開催にいたる発端は、企画部からの報告書「教育社会学教育のあり方について」(2012年6月)に遡ります。この報告書では、個々の大学院では十分に提供できないスキルや情報を得る機会を、学会として提供していくことは有意義だとして、①多様なセミナーの開催、②研究関連の情報の提供、③地区別の活動の活性化、④その他(年配会員による大学院生向け講演会、学会員によるSNSを通じた掲示板の立ち上げなど)、を提案しています。同時に企画部は、若手会員や院生会員に対する研究支援のためのニーズ調査を行い、そこからは比較的ニーズの高いセミナーや講習会として、中級以上の量的分析手法に関するもの、英語論文の書き方、中級以上の質的研究手法に関するもの、等があることを指摘しています。
 この報告書を受けて、事務局は平成24学会年度内にセミナーを開催する予定であることを同志社大学で開催された大会時の理事会において公表し、その後、いつ、どこで、どのような内容のセミナーを開催するかを事務局内で話しあってきました。そして、事務局内の若手メンバーの意見を尊重し、今回は学会の中心で活躍されている方々の講演と、ワークショップを行うこととし、2日間の日程で開催することにしました。また、受益者負担の原則から参加料を徴収して、セミナーを運営することにしました。
 今回は「とりあえず」の第1回です。開催場所、プログラム、運営方法など、いろいろな企画が想定されます。講師として登壇していただいた竹内洋先生からは、今回くらいの人数なら関西でもできるのではないかとのご意見を伺いました。また、セミナーの内容については企画部からの報告にもあるような調査手法に関するものや、他の学会で行っているような若手会員の発表を軸に据えるというようなことも考えられます。また、今回のセミナーは事務局が中心となって動いたのですが、今の体制では「第2回」「第3回」と続けていくことは容易でないようにも感じています。セミナーを始めとして、「教育社会学教育」を任務とするようなセクションが必要なのではないかと考えています。
 最後になりましたが、今回のセミナーにおいて講師をお引き受けいただいた竹内洋先生、油布佐和子、本田由紀、古賀正義の各先生、ワークショップのファシリテーターお願いした西島央、岡本智周、濱中淳子、浜野隆の各先生、そしてプログラムの企画から運営に至るまで献身的に働いていただいた事務局員の高橋靖幸、山田鋭生、冨田知世、日下田岳史の各氏に厚く御礼申し上げたいと思います。

日本教育社会学会会長 加野芳正

 

 

【セミナー参加者の声】

 

日本教育社会学会若手研究セミナーに参加して

 

 今回は、各大学の大学院生をはじめとして、現場で教職に就く方々など、約30名余りの方々にご参加いただきました。事務局としては、3月の中旬の時期の、東京の立教大学を会場として行いました今回のセミナーを一つの試金石ととらえ、参加者のご意見を参考にしながら、今後一層よりよいものにしていきたいと思っております。
 以下、参加していただいた方のアンケートへの回答を一部ご紹介いたします。

 

Q セミナーに参加してみていかがでしたか。そのように感じる理由も書いて下さい。

大変よかった 15名、  かなりよかった 5名、 よくなかった 0名

理由
・今先端を行く先生方のお話をきけてとても刺激を受けました。(40代、大学非常勤講師兼大学院生)
・少人数で著名な先生の話を聞けたので。(30代、非常勤)
・普通直接おはなしをうかがうことができない先生方の「研究」のお話を聞くことができたので。(30代、非常勤)
・自分の研究テーマに関わる話題があったため。(30代、大学院生)
・普段直接お話しをする機会のない先生方から貴重なお話を聞けた。(20代、大学院生)
・1日目の講演・懇親会、2日目の調査法がとてもよかった。研究の方向性を確認できた。(50代、非常勤講師)
・勉強になりました。教育社会学に特化した話しが聞けてよかったです。(30代、助教)
・所属大学内では得られないものがありました。非会員ですが、非常勤の方や博士後期の方との2日間にわたる交流は、貴重・希少なものだと思います。(年齢不明、大学院生)
・講演とワークショップが組み合わされていてよかった。他大学の学生や教員の方の意見が聞けて自分の研究に役立った。視野を広げる機会となった。(40代院生)
・若手研究者の知人ができた。(20代、大学院生)
・尊敬する先生方の講演が聞けたこと、同じ研究関心や研究悩みを持っている院生とのコミュニケーションができたこと。(20代、院生)
・セミナーの人数規模が小さく、じっくりと参加者・講師の先生方と交流することができた。(30代、非常勤講師)
・普段接点のない方々と交流する機会を頂き、自分の立場の再確認ができた。(20代、大学院生)
・研究の最前線を知ることができた。講師の先生方が「今」考えていることを率直に話されていたので、とても刺激を受けた。(20代、大学院生)
・1日目にワークショップを行う方が、その後の交流が深まるきっかけとなって有効ではないかと思いました。(30代、大学院生兼非常勤講師)
・刺激がえられた。日頃話すことのできない先生方のお話しが聞けた。違う大学の若手と知り合えた。(30代、学振)
・自分自身の研究観や研究方法を膨らますことができた。(20代、大学院生)
・ものすごく多くのことをアットホームな雰囲気の中で学べた。(20代、大学院生)


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