5 形式上の注意事項


 投稿にさいしては,編集委員会事務局に審査用原稿コピー4部および,その電子データをwordファイルとテキストファイルのかたちで記録したフロッピィ・ディスク,CDメディア,もしくは,DVDメディアを送付する.原稿はA4判の用紙を使って,40字×40行で印字すること.また,巻末に示した「チェック・リスト」で,原稿の書き方がこのスタイルガイドに準拠しているかどうかを確認していただきたい.

 以下,形式上の注意事項について述べる.

5.1 全角文字と半角文字

 原稿の大部分をしめる日本語の文章は,漢字,ひらがな,カタカナのみならず,句読点やカッコ記号なども,原則として全角文字を使用する.

 以下,このルールの例外をあげておけば,つぎのとおり.

 欧文文字および算用数字は半角文字(英文フォント)とする.

 文献注および文献リストにおいて,初版の出版年と手元の版の出版年を併記するさいの角カッコは半角を用いる.たとえば,[1974] 1990.

 雑誌の巻(号)を表示するときの丸カッコ,巻(号)の後のコロンに続いてページ数を記載するときのコロンは,半角を用いる.たとえば,49(2): 18-35.

 いっぽう,欧文のアブストラクトなど,欧文の文章を書くさいには,すべて半角文字(英文フォント)を使用する.

5.2 表題紙

 表題紙には,論文タイトルの全文,著者名,所属,文字数(本文・見出し・小見出し・注・文献リストの合計文字数と各図表の換算文字数,および両者を合わせた総文字数)を記す.e-mail addressを書き添えてもよい(印刷時には,所属とe-mail addressは,文献リストの後に印刷される).

 なお,論文のタイトルは,できるだけ簡潔につけることが望ましい.抽象的もしくは象徴的なタイトルをつけた場合は,論文の内容を具体的にあらわすサブタイトルをつけるとよい.

 また,『社会学評論』は,論文タイトルの欧文訳を求めているので,タイトルを考えるときには,あらかじめ欧文タイトルと一緒に考えたほうがよい.後から日本語のタイトルをむりやり翻訳すると,不自然な欧文タイトルになるおそれがある.

5.3 邦文要約

 邦文要約は,600字以内のものを本文の前に添付する.

 邦文要約の末尾に,邦語のキーワードを3つ記載する.キーワードは,検索が可能となるように,簡潔なものであること.たとえば,つぎのとおり.

キーワード:モダニティ,福祉国家,近代医療

 なお,キーワードの文字の後のコロンは全角のコロンを用い,キーワードのあいだは全角のカンマでつなぐ.末尾にピリオドはつけない.

5.4 見出しと小見出し

 本文には,適宜,見出しおよび小見出しをつける.見出しの代わりに,たんに,1,2などと番号のみを記載することは望ましくない.

 見出しは,たとえば,つぎのように記載する.

1ポスト物質社会の階層問題

 見出しには,半角の数字で順に番号をつける.数字の後にピリオドは不要.数字と見出しの語句とのあいだには,全角1字分のスペースを入れる.


 小見出しは,たとえば,つぎのように記載する.

□1.1□価値志向としての生活様式

 小見出しは,前1行あけて,行頭に全角1字分のスペースをとったうえで記載する.小見出しにも,半角の数字で順に番号をつける.数字と数字のあいだは半角のピリオドでつなぐ(ピリオドの後のスペースは不要).数字と小見出しの語句とのあいだには,全角1字分のスペースを入れる.

5.5 図表

 表には,表1,表2などと順に番号をふり,表頭中央に以下のように題名をつける.表の題名はゴシック体とする.

表1 帰化への願望にたいする諸要因の影響力の強さ

設問番号 内容 ベータ係数
SEX 性別 .009
AGE 年齢 .005
問5 本人の達成学歴 -.043
問7 成育地域内同胞数 -.036
問9g 両親の民族意識の強さ -.183*
問11a 受けた民族教育の程度 -.178*
問31a 被差別体験の程度 .026
問40b 民族団体への参加経験 -.260*
問46g 父親の職業階層 -.076*

はp < .05で有意  N = 591  R 2 = .251

【この表の例示では,罫線が消えています.】


 図には,図1,図2などと順に番号をふり,図下中央に以下のように題名をつける.図の題名はゴシック体とする.


朝鮮人の被抑圧の歴史への重視度

Ⅱ祖国志向     Ⅰ共生志向

日本社会における
自己の成育地への愛着度    弱――――――――――――――――――――強

Ⅲ個人志向     Ⅳ帰化志向

図4 「在日」若者世代のアイデンティティ

【この図の例示では,タテの罫線が消えています.】


 なお,データ類を他の文献からそのまま引用する場合には,図表の下部に「出典:国立社会保障人口問題研究所(2009)」のように,引用した文献を典拠として示し,その文献を文献リストに記載すること.他の文献のデータ類をもとに執筆者が集計・加工した場合には,「国立社会保障人口問題研究所(2009)をもとに作成」などと記載する.出典を明示しなくてよいのは,独自に収集したファーストハンドのデータをもとに作成した表や独自のアイデアによって作成した図の場合などにかぎられる.また,図表の読み方などについて必要な注をつける.

 図表はそれぞれ1点ごとに別紙に印字し,図表の挿入位置を【表1挿入】などと原稿中に明記する.

 図はそのまま版下として使えるように,投稿者の責任で別紙に作成し,オリジナルおよび仕上がり寸法大のコピーを提出する(ただし,文字などが読みづらくなるような縮小をしてはならない).著作権者の了解を得ることなく,他者の図版を転用してはならない.

 なお,地図や写真を使用する場合も,図表の記載法に準ずる.

5.6 数式

 数式における変数やパラメータなどはイタリック体とする.また,乗除は * や / による表記をなるべく避ける.長い数式は,つぎの例のように,行頭に全角2字分のスペースをいれ,前後をそれぞれ1行あける.数式が多くなる場合は,番号をつけて区別する.

5-6.gif

5.7 注と文献

 注は,本文の末尾に,1行あけて,[注]の見出しの下にまとめて記載する.
 文献は,注の記載が終わった後に,1行あけて,[文献]の見出しの下に著者のアルファベット順に記載する.

 なお,注,文献の文字をかこむカッコは,全角の角カッコを用い,ゴシック体とする.

5.8 欧文要約

 欧文のアブストラクトは,論文の場合は300 words以内,研究ノートの場合は200 words以内とし,文献の後に添付する.

 欧文のアブストラクトは,英文でSociological Abstracts等にも収録される.したがって,広く海外の研究者にも論文の意義や内容がよくわかるようなものであることが望ましい.

 欧文のアブストラクトのなかに別の言語を記述する場合には,その文字はイタリック体とすることに注意.たとえば英文で書く場合には,日本語のローマ字表現やラテン語,フランス語,ドイツ語などの単語は,イタリック体とする.

 欧文のアブストラクトの冒頭には,欧文のタイトルをゴシック体で記載する.サブタイトルがある場合は,タイトルとサブタイトルのあいだは半角コロンと半角スペースでつなぐ.

 続いて,ローマ字表記の氏名と所属機関の欧文名をイタリック体で記載する.なお,氏名の姓の部分はすべて大文字とする.所属機関の欧文名は,公式名称を用いること.また,表題紙にe-mail addressを記載した場合には,所属機関の欧文名のつぎにもe-mail addressを書き添えること.

 欧文のアブストラクトの後に,key words 3つを記載する.key wordsは,検索が可能となるように,簡潔なものであること.たとえば,つぎのとおり.

Key words: modernity, welfare state, modern medicine

 Key wordsという文字の後には,半角コロンと半角スペースを入れる.3つのkey wordsのあいだは半角カンマと半角スペースでつなぐ.末尾にピリオドはつけない.

 また,key wordsは,固有名詞の最初の文字など,大文字にしなければならない場合を除いて,すべて小文字とする.

 なお,英文のアブストラクト(タイトル,key wordsを含む)については,最終段階で編集委員会がネイティヴ・チェックを依頼することにしているが,事前に,投稿者自身が日本語ならびに社会学に理解のあるネイティヴ・スピーカーまたはこれに準ずる人(たとえば,アメリカの大学などへの長期留学の経験をもつ人)にチェックしてもらうことをぜひ勧めたい.投稿者自身が言いたいことが適切に欧文で表現されているかどうかを確認するためには,そのような人が日本文と対応させながらチェックしてくれることが不可欠と考えられるからである.編集委員会が依頼するネイティヴ・チェックは,英語表現としてのテクニカルな間違いのチェックをしてもらうにすぎない.

5.9 読みなおし

 投稿原稿を審査していて,原稿に明らかな誤字・当て字・脱字などが見られることがある.善意に解釈すればワープロの入力ミスにすぎないかもしれないが,杜撰な仕上がりのまま投稿するのは作法にもとると言わざるをえない.投稿する前にはかならず原稿を丁寧に読みなおし,ケアレスミスのない状態にして投稿しなければならない.

 読みなおしのさいには,とくに以下の点に注意すること.(1) 一貫性のあるかなづかいをしているか,(2) さまざまな記号を正しく用いているか,(3) 注番号と文末の注の記載とが符合しているか,(4) 引用文に間違いがないか,(5) 文献注と文末の文献リストに間違いがないか.

 また,投稿前に周囲の人に草稿を読んでもらいコメントをもらうのもひじょうに有用である.そのような習慣をぜひ身につけてほしい.

5.10 枚数制限

 論文は,12,000字以上20,000字以内の分量とする.

 研究ノートは,12,000字以内の分量とする.

 なお,具体的な文字数のカウントは,以下のとおりとする.

 表題紙については,カウントしない.

 邦文要約は,600字以内でなければならない(スペースは含めないでよい.また,キーワードはカウント外.ワープロによる文字カウントの結果を記すこと).

 欧文要約は,「論文」の場合は300 words以内,「研究ノート」の場合は200 words以内でなければならない(なお,タイトル,氏名,所属名,key wordsはカウント外.ワープロによる単語数のカウントの結果を記すこと).

 本文,見出し,小見出し,注,文献リスト,図表を合計した文字数が,「論文」の場合は12,000字以上20,000字以内,「研究ノート」の場合は12,000字以内でなければならない(スペースは含めない).本文,見出し,小見出し,注,文献リストについては,それらの総文字数をワープロによる文字カウントによって算出すること.図表については,大きさに応じて,A5判1頁大=1,600字相当,A5判1/2頁大=800字相当,A5判1/4頁大=400字相当と字数換算する.

 枚数制限は,最初からの約束事であるので,かならず守らなければならない.とくに,投稿後に,投稿原稿を査読した審査委員からのコメントに応えるために大幅な加筆をするケースがみられるが,枚数制限を越えて加筆することは認められない.加筆する場合は,枚数制限内におさまるように,他の部分の記述を削減しなければならない.また,図表の文字数を少なめにカウントするケースがみられるが,正確に換算すること.図表は最終的にはA5判サイズの『社会学評論』に掲載されることを考慮に入れて大きさを考えなければならない.投稿にさいして,審査用原稿コピー4部と合わせて,オリジナルおよび仕上がり寸法大の図表1部を送付すること.

5.11 最終原稿の提出

 投稿原稿の審査が最終的に通った段階で,プリントアウトした原稿および,wordファイルとテキストファイルで保存した,フロッピィ・ディスク,CDメディア,もしくは,DVDメディアを提出する.ただし図表をwordに貼り付ける場合は,オリジナル・データをエクセル・ファイル,PDFファイル,jpeg画像ファイルなどで保存したものも,合わせて提出すること.また最終原稿とともに提出する表題紙には図表作成に使用したOS(windowsやmacなど)を記載する.最後に,このスタイルガイドの要求に応えるものとなっているかを投稿者自身でもう一度確認していただきたい.

 なお,最終原稿の提出にあたっては,以下の要領で,印刷上の指示をプリントアウトした原稿に朱書きで指示しておくこと.

 見出しには「見出し」と朱書きする(左右中央・ゴシック・2行どりで印刷される).

 小見出しには「小見出し」と朱書きする(1字分字下げ・ゴシックで印刷される).

 長い引用部分には「引用」と朱書きする(前後1行あけ・2字分字下げで印刷される).

 [注]および[文献]の箇所には,「以下注」「以下文献」と朱書きする(そうすれば,このスタイルガイドにそった[注]および[文献]の印刷がされる).

 その他,ルビには「ルビ」,強調点には「強調点」,欧文におけるイタリック体には「イタ」などの指示を朱書きしておく.

 ワープロソフトで書いた文章をテキストファイルに変換するさいに気をつけなければならないことは,このスタイルガイドで「字下げ」と表現したものと「スペース」とはまったく異なるものであるという点である.「字下げ」の場合は,うちこんだ文字はすべてつながっている.誤って「字下げ」の部分を「スペース」にしてしまうと,印刷の作業が大変になるので注意すること.ワープロソフトによっては,「字下げ」したつもりなのに,その部分がすべて「スペース」に変換されるものがある.そのような場合は,最初から「字下げ」などはおこなわないでよい.

5.12 校正

 著者校正は,1回のみとする.校正段階での実質的な加筆修正は認められない.加筆修正はやむをえない場合のみにかぎる.

 校正にさいしては,一般に認められている校正記号をできるだけ使っていただきたい.

 ファイルをコンバートするときや印刷の段階で,文字化けや脱落などが生じていないかに注意して校正をしてほしい.また,プリントアウトした原稿に朱書きした指示がそれぞれ正しく印刷されているかにも注意されたい.

 印刷段階では,欧文の単語が2行にまたがるときは,ハイフネーションによって印字される.ただし,ハイフネーション(分綴法)には規則があるので,執筆者自身が規則にかなったハイフンの使用がなされているか,注意して校正をしていただきたい.

 分綴法の規則の概略は,つぎのとおりである.

 たとえば,英語のso・ci・ol・o・gyは,・のところでは切れるが,それ以外のところでは切ってはならない.辞書を引くと,巻頭の凡例に分綴法の規則が提示され,そのうえで,各見出し語に,上記の・(クロマル)または -(ハイフン)の記号が挿入されていて,分綴可能な箇所が明示されている.そこで切って,行端末尾に -(ハイフン)を付し,後の綴り字は次行に送るようにする.ただし,行頭または行末が1文字のみとなるのは不可,2文字だけ残るのも好ましくない.

 なお,同じく欧米語でも,分綴可能な箇所は,各言語ごとに異なるので注意を要する.たとえば,ドイツ語のSozio・lo'gieは,・または 'のところで切る.

 また,Lac'kie・rerのように,分綴の位置によっては,Lak-(以下次行送り)kiererとスペルを変更しなければならない場合もある.

 フランス語の辞書では,各見出し語ごとには分綴可能な箇所が示されていないので,各自でまず巻頭の分綴法規則を理解したうえで,各引用語に適用しなければならない.