公開シンポジウム

シンポジウムポスター 平成26年度 日本学術振興会 科学研究費補助金
(研究成果公開促進費)「研究成果公開発表(B)」
第68回日本人類学会大会公開シンポジウム

「旧石器時代人から縄文時代人へ」
- 浜北人、三ヶ日人、蜆塚貝塚人、そして家康へ -





シンポジウムポスター(pdf)
入場無料・予約不要

日時2014年11月3日(月・祝) 13:30~16:30(開場予定 13:00)
場所アクトシティ浜松 コングレスセンター 41会議室
後援浜松市博物館
浜松市教育委員会

公開シンポジウム開催の趣旨

日本人類学会では戦前から、年に1度開催される学術大会にあわせて、一般向けの公開講演会等を開催してきました。人類学・考古学分野の新たな発見や成果の発表は新聞やテレビ等のマスコミによって取り上げられることも多く、社会的な関心が高いこともあり、過去に開催した講演会・シンポジウムには多くの方々がご参加くださっています。

今回の公開シンポジウム『「旧石器時代人から縄文時代人へ」-浜北人、三ヶ日人、蜆塚貝塚人、そして家康へ-』は、第68回日本人類学会大会に合わせて開催するもので、近年大きく研究が進展している日本人の起源と形成に関して、最新の知見をまじえながら、紹介します。特に、開催地の浜松から出土した古人骨資料、また当地域の文化史の特殊性にも焦点を当てた話題を組み込み、年代学、形態学、考古学、遺伝学などをつなぎながら、日本列島における旧石器時代人から縄文時代人へ至るシナリオを主なテーマとしつつ、その後の日本の古人類史にも言及します。プログラムの構成は、下記を参照ください。

秋の行楽シーズンで連休の最終日ではありますが、講演会をお聞きになって、私たち日本人の成り立ちや、浜松の歴史などに思いをはせていただければと思います。多くの方々のご来場をお待ちしています。

本シンポジウムは日本学術振興会の平成26年度科学研究費補助金(研究成果公開促進費)「研究成果公開発表(B)」を受けて、また、浜松市博物館と浜松市教育委員会からの後援をいただいて開催されます。ここに記して謝意を表します。

第68回日本人類学会大会長、日本人類学会会長
お茶の水女子大学 自然人類学研究室 教授
松浦秀治


プログラム(予定)
13:30~13:35開会の挨拶
諏訪 元(日本人類学会理事、東京大学 総合研究博物館)
13:35~13:45シンポジウムの趣旨説明
松浦 秀治(日本人類学会会長、お茶の水女子大学)
13:45~14:15「浜北人骨と三ヶ日人骨の年代はどのように測定されたか」
近藤 恵 (お茶の水女子大学 自然人類学研究室)
14:15~14:45「骨の形からみた日本列島人 - 旧石器時代人から家康まで -」
近藤 修 (東京大学 形態人類学研究室)
14:45~15:15「日本列島東西の交流 - 遠州地方の人と文化 -」
久野 正博(浜松市博物館 学芸員)
15:15~15:25休憩
15:25~15:55「DNAが解明する日本人の形成史 - 旧石器人から徳川家まで -」
篠田 謙一(国立科学博物館 人類研究部)
15:55~16:15総合討論(質疑応答)
竹内 修二(常葉大学健康プロデュース学部 学部長)
16:15~16:25後援者より挨拶
鈴木 敏則(浜松市博物館 館長)
16:25~16:30閉会の挨拶
諏訪 元(日本人類学会理事、東京大学 総合研究博物館)