日本比較教育学会第58回大会のご案内

この度、日本比較教育学会第58回大会を北海道・東北地区において2022年6月24日(金)~26日(日)に開催させていただくことになりました。これまでの学会大会から数えますと、第11回(1975)東北大学、第27回(1991)北海道教育大学、第35回(1999)東北大学、第44回(2008)東北大学に続く5回目の開催となります。今回は、コロナ禍において大会を確実に開催することを優先的に考えた結果、オンラインによる開催といたしました。

大会日程については、(オンライン懇親会を含む)ほぼ例年同様に組んでいます。ラウンドテーブル・セッションやブック・ラウンチ・セッションや自由研究発表の時間帯も十分に設けておりますので、多くの会員のお申し込みをお待ちしております。

公開シンポジウムでは「Internationalization of Education Research and the Role of Comparative and International Education(教育学研究の国際化と比較国際教育学の役割)」をテーマとして、教育研究が全体として国際化していく中で、比較国際教育学がどのように独自の役割を果たしていけるのかについて、理論と実践を踏まえた幅広い視野から意見交換を行います。

また、課題研究Ⅰでは、「学校における教員の役割・しごとを問い直す―コロナ禍での経験をとおして見えてきたこと」というテーマで、主として「教員の役割・しごと」に着目し、コロナ禍に学校に求められたさまざまな変更・変化に、かれらがどのように対応してきたのか、またそれらの変更・変化は、教員養成を含め、今後の教員の役割・しごとにどのような影響を与えられると考えられるかについて、検討します。変化・変更とともに、それらの検討をとおして見えてくる教員の仕事の「本質」についてもあわせて考えていきます。

課題研究Ⅱでは、研究委員会によって「高等教育における「リバース・ジェンダー・ギャップ」―東南アジアの国際比較―」が企画されています。本研究は、高等教育段階において男性よりも女性の数が上回る「リバース・ジェンダー・ギャップ」現象に着目し、その現象が見られる東南アジアの国々を主たる対象とする国際比較研究である。研究では、東南アジアにおけるリバース・ジェンダー・ギャップ現象の現状及びその現象を生じさせる背景や要因の解明を試みる。さらに、女性の高学歴化とワークライフキャリアが多様に結びつく東南アジアの事例を提示することにより、比較教育学における「ジェンダーと教育」研究に対する新たな視座の提供を目指したいと思います。

大会への参加・発表申し込み、発表要旨の登録などにつきましては、例年同様、ウェブ上で行っていただきます。加えて、会員の皆さまへのプログラムの郵送はせずに、ウェブ上からダウンロードしていただくことになります。

オンライン開催については会員の皆様に予期せぬ形でご不便をおかけすることがあるかもしれません。大会準備委員会一同、できるだけの準備は心がけますので、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

実り多い大会となりますよう、多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。

第58回大会準備委員会 
委員長 米澤彰純(東北大学)

共催
東北大学大学院教育学研究科

協賛一覧


新着情報

大会当日までの主な日程

大会当日までの主な日程
2022年3月1日(火) 発表申込受付開始 / 参加申込受付開始
2022年4月6日(水) 発表申込締切(18時まで)
2022年4月11日(月) 発表要旨提出開始
2022年5月9日(月) 発表要旨提出締切(18時まで)
2022年5月16日(月) 大会プログラム(PDF)のウェブ公開
2022年6月10日(金) 発表要旨集録(PDF)のウェブ公開 ※大会参加費支払済の方のみ
2022年6月26日(日) 参加申込・大会参加費払込締切(12時まで)

事務局連絡先

事務局連絡先
大会運営についてのお問い合わせ システム操作方法や入会に関するお問い合わせ
日本比較教育学会第58回大会準備委員会
〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内27-1
東北大学大学院教育学研究科
劉靖(大会事務局長)研究室気付
日本比較教育学会第58回大会準備委員会宛
E-mail: jces58ht@gmail.com
日本比較教育学会事務局
〒170-0013 東京都豊島区東池袋2-39-2-401
ガリレオ学会業務情報センター内


E-mail: g020jces-mng@ml.gakkai.ne.jp